2012年04月03日

MOCO太郎

MOCO'Sキッチン――――
言わずと知れた情報番組「ZIP!」の料理コーナーです
もこみち氏の独特な料理法がネットで話題となり
今2ちゃんねるの実況板やTwitterで盛りあがっています

さてそんな実況の際にとあるテンプレートが使われます

「オリーブオイルは使われたか?」
「謎の食材が出てきたか?」
「寒いギャグを発したか?」


このような項目が数個並んでおり コーナー終了時に◯や☓をつけ
今日のMOCO'Sキッチンのまとめを行います
これを見てふと思いました

「このテンプレート、もしかして昔話にも使えるんじゃないか?」

というわけで
検証してみた



今回の検証に使った昔話はこちら



昔話代表「桃太郎」です
今回はこの動画の語り・セリフを文字に起こして検証に使用しました
なお全ての語りやセリフを文字に起こしたわけではなく 物語を進める上で必要のない部分かつテンプレートの項目に合致しない部分は省いています

それではどうぞ



【桃太郎】

むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは毎日山へ芝刈りに、おばあさんは毎日川へ洗濯に行きました。

ある日のこと、おばあさんがいつものように川で洗濯をしていると、
川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
おばあさんは大喜びで桃を拾い、よいしょと担いで家に持って帰りました。
おじいさんとおばあさんは、桃を割ろうとしました。
すると、なんと中から男の赤ん坊が出てきました。
おじいさんとおばあさんは、桃から生まれたこの赤ん坊を桃太郎と名付け、2人で育てることにしました。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎をそれはそれは可愛がり、大切に育てました。

ある日桃太郎は言いました。
「じいさま、ばあさま、私は大きくなったので鬼ヶ島に行きます」
おじいさん達は桃太郎を止めようとしましたが、桃太郎の気持ちは変わりません。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎のために、
新しい羽織りや袴、頑丈なわらじ、見事な刀を用意しました。
そしておばあさんは日本一のきびだんごを作り、桃太郎に持たせました。
こうして桃太郎は、鬼を退治するため、鬼ヶ島へ旅に出たのでした。

桃太郎が村はずれまで来ると、イヌがやってきました。
「桃太郎さん、そんなに立派な刀を持って、一体どこへ行きなさる?」
「鬼ヶ島へ鬼退治に参るのだ。」
「お腰につけた、その袋の中は?」
「きびだんごだ。」
「一つください!お供します!」
イヌはきびだんごを貰って食べ、桃太郎のお供になりました。

桃太郎とイヌが山の中まで入っていくと今度はサルがやってきました。
「桃太郎さん、そんなに立派なわらじを履いて、一体どこへ行きなさる?」
「鬼ヶ島へ鬼退治に参るのだ。」
「お腰につけた、その袋の中は?」
「きびだんごだ。」
「一つください!お供します!」
サルはきびだんごを貰って食べ、桃太郎のお供になりました。

ももたろうとイヌとサルが谷を越えていくと、今度はキジが飛んできました。
「桃太郎さん、そんなに立派な“のぼり”を持って、一体どこへ行きなさる?」
「鬼ヶ島へ鬼退治に参るのだ。」
「お腰につけた、その袋の中は?」
「きびだんごだ。」
「一つください!お供します!」
キジはきびだんごを貰って食べ、桃太郎のお供になりました。

桃太郎たちは幾つもの山を越え、谷を越え、海に出て、鬼ヶ島を目指しました。
そして桃太郎たちは、ついに鬼が島にたどり着いたのでした。

「やい!日本一の桃太郎だ!悪い鬼らを成敗しに参った!覚悟しろ!」
驚いた鬼どもが昼寝から目を覚まし、桃太郎たちに襲いかかってきました。
桃太郎は向かってくる鬼どもを次々に倒しました。
きびだんごを食べて強くなったイヌたちにとっても鬼は敵ではありません。
こうして桃太郎たちは、全ての鬼を懲らしめました。

桃太郎たちはまた海を越え、谷を越え、山を越え、うちに帰ってきました。
それから鬼ヶ島の鬼は現れることなく、桃太郎はおじいさんおばあさんといつまでも幸せに暮らしました。
めでたしめでたし。



【検証】
それでは検証に入ります
読み進めていった上で私がテンプレートの項目に合致していると思った文章を青文字にしました
その文章がどの項目に当てはまったかをまとめたものがこちらです

・・・とその前に一つ注意点があります
まず普通に考えてあの世界にオリーブオイルなんて代物は存在しません
ですので今回項目上の「オリーブオイル」はすべて「きびだんご」に変更しました
それを踏まえてご覧下さい



1:川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
◯ 謎の食材(赤子1人が入るほどの大きな桃)

2:おじいさん達は桃太郎を止めようとしましたが、桃太郎の気持ちは変わりません。
◯ リクエスト無視(鬼退治断念せず)

3:そしておばあさんは日本一のきびだんごを作り、桃太郎に持たせました。
◯ 謎の食材(きびだんご・理由は後述)
◯ 粗い盛り付け(巾着にそのまま入れる)
◯ きびだんごドサァ(そこそこの量)

4:イヌはきびだんごを貰って食べ、桃太郎のお供になりました
◯ 追いきびだんご(キマりました)

5:「桃太郎さん、そんなに立派なわらじを履いて、一体どこへ行きなさる?」
◯ 寒いギャグ(サルの発言です。お察しください)

5:サルはきびだんごを貰って食べ、桃太郎のお供になりました。
◯ 追いきびだんご(またキマりました)

6:キジはきびだんごを貰って食べ、桃太郎のお供になりました。
◯ 追いきびだんご(更にキマりました)
? 高い打点からのキジファサー(降りてきました)

7:「やい!日本一の桃太郎だ!悪い鬼らを成敗しに参った!覚悟しろ!」
◯ 熱い自画自賛(この歳にして日本一を自称)

8:きびだんごを食べて強くなったイヌたちにとっても鬼は敵ではありません。
◯ 謎の食材(食べるだけで強くなる謎成分)

【結果】
以上を踏まえた結果がこちらです
なお今回テンプレートは出現順に順序を変えていますのであしからず

◎ 謎の食材
☓ 野菜(ザクザクッ
◯ リクエスト無視
◯ 荒い盛り付け
◯ きびだんごドサァ
◯ 寒いギャグ
◎ 追いきびだんご
☓ 高い打点からの塩ファサー
◯ 熱い自画自賛
☓ スタジオ半笑い

【総評】
いかがだったでしょうか
「オリーブオイル」を「きびだんご」に変えるという変更点があったものの
自分が想像してた以上に当てはまる項目が多くて驚きました
検証する前は「野菜」を「果物」に変えて桃を割るシーンに当てはめようと考えてみたのですが 調べてみると桃を割る前に勝手に桃が割れる(赤子が飛び出す)という流れの方がスタンダードだったらしく 当てはめることができませんでした
いやーこれは知らなかった
そして「スタジオ半笑い」ですがこれはもう仕方がないですね
あと誰もが気になっているであろう「高い打点からのキジファサー」ですが

ただ言ってみたかっただけです



というわけで今回の記事はこれにて終了です
これを見てくれた皆さんももし暇だったら他の昔話で検証してみてください
「スタジオ半笑い」以外の項目全てが埋まるというステキ展開が起きるかも
もしそのような昔話が見つかったら是非検証して僕にも教えて下さい
報告お待ちしてます

いやーしかし我ながらなかなか良い記事になったなーヘヘヘ
◯ 熱い自画自賛(オチ)
  
posted by ハル at 21:42| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月01日

新しいSNS考えた

いかに自分がはたらきたくないかを皆に知ってほしい
このはたらきたくなさを誰かと共有したい
そんなあなたの夢 叶えます

ぼくのかんがえたさいきょうのSNS
20120401-2.gif

【仕様】
あなたの心に秘められたはたらきたくなさを自由に表現できるSNSです
テキストや写真 画像やグラフなどを用いて

「自分はこんなにもはたらきたくないんだよ。」

とアピールすることで経験値を貯めていきます
経験値は他の利用者による評価に依存します

「この人のはたらきたくなさは僕のはたらきたくなさよりもはたらきたくなさっぷりが高いぞ!う〜ん、参りました!+10点!」

このように他の利用者があなたのはたらきたくなさっぷりを評価します
評価時に付けられた点数によって経験値が貯まっていきます
経験値は評価することでも貯まっていきます
いやー 評価を受けやすいシステムですね(熱い自画自賛)

経験値を貯めていくと当然レベルアップしていきます
このSNSではこのレベルアップが非常に重要になります

ただ淡々とはたらきたくなさっぷりを表現していくだけでは当然マンネリ化し始め

「はたらきたくなさすぎて逆にはたらいてきたくなっちゃった」

などという運営する側としては非常にマズい展開になってしまいます
それを防ぐためにレベルを設けます
こちら側が設定したレベル数に達するとはたらきたくなさに更に拍車をかける魅力的なグッズが当たるチャンスを得ることができます
例えば“4/1〜4/7までの間にレベル5に到達した方の中から抽選で安眠枕を5名様にプレゼント!”とかそんな感じです
レベルが上がっていくごとに選べる商品が増えていきます
当然過去の商品を選ぶこともできます

【運営資金】
基本的にはページ内に広告を置くかわりにいただく広告料がメインです
また企業とタイアップし お金をもらう代わりにその企業の商品をレベルアップ時のプレゼントに設定できればより効率良く資金を増やすことができるのではないかなと考えています(例えば上記の例だと寝具メーカーと提携してそのメーカーの枕をユーザーにプレゼントするということです)



新SNS「はたらきたくない。」はいかがだったでしょうか
思いつきで書いたのでまだまだ改善の余地はあると思います
中身をしっかり練り直して新SNSとして立ち上げ「はたらきたくない」が流行語になるくらい流行ればいいなあと考えています
めでたくサービスを開始できた際は是非登録して下さいね
あなたのはたらきたくなさっぷり 心よりお待ちしております



というネタを考えるくらい私ははたらきたくないんだよ という記事でした
就活やだ
20120401-2.gif
 
posted by ハル at 23:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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